なかなかよくならない時に何を見逃しているか?

2016年01月27日(水)8:50 AM

皆様、こんにちは。

足腰膝の痛みの専門家

アスレティックトレーナー&足部装具士

ガーディアンズの高橋です。

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

 

 

17日、24日と登戸にてトルクリリーステクニックの基礎編を勉強してきました。
脳の機能など、その背景となる理論にとても興味を惹かれたからです。
新しいことで脳に汗をかいてきました。
 
人間は何かしらのストレスがあった場合に
無意識のうちに反応するようにできています。
これは脳の働きなのです。
例えば、緊張して汗をかいたりドキドキしたりすることです。
 
この時、体の中では緊急時に備えるようにいろいろなところが働きます。
そしていつでも身動きが取れるような態勢を整えます。
 
しかし、これが四六時中続いたらどうなるでしょうか。
ずっと休みなくその態勢を体の中で整えておかなくてはならないわけです。
 
そうなると人間の脳が処理しきれなくなり
副交感神経系、迷走神経の機能低下が起こり
脳の硬膜を興奮させ刺激してしまいます。
 
これが必要以上に続いたり、慢性化した場合
神経の働きのバランスを崩してしまって体に異変が起きてくることになります。
 
腫瘍、高血圧症、心臓疾患、身近な不快症状である腰痛、肩こり、便秘
頭痛を引き起こしたり、適切な思考能力の喪失などおこってくることもあります。
 
 
怪我についても同様です。
 
例えば足首の捻挫をした場合、しばらく反対の足でかばうことがありますが
自分が気が付かないうちにそれが当たり前の状態になってしまうこともあります。
脳が歩くなどの動作を変えてしまうことがあるからです。
 
そうすると、かばっているほうは常に本来より余分な仕事をさせられるはめになり
つまりストレスとなり、やがて疲れ果ててしまいます。
 
そして気が付かないうちに神経の機能の低下を起こし
体の筋肉のバランスも崩してしまうのです。
 
 
 
私は以前から神経系のアプローチである原始反射リリース法をおこなってきました。
このテクニックも人間の神経機能(自律神経)の働きを取り戻すことを意図したテクニックです。
それに合わせて崩れた筋肉バランスや崩れた姿勢を取り戻すための運動療法もおこないます。
 
私が得意としている足部からのアプローチ、すなわち足底板も
このストレスに反応して慢性化してしまった体に対しての神経の機能に働きかけるものでもあるのです。
 
足裏からの感覚を変えて、足部の動きもある程度制限することによって
その上の部位(膝や股関節、骨盤部など)の動きかたや体の重心の位置が
バランスの取りやすい位置に戻るようにするものなのです。
 
 
傾いた体の足裏にものを詰めることによって傾きを変えて
まっすぐ立っているように見えるようにするためのものではないのです。
 
ストレスの程度が低ければ基本的に何をしても何かしらの変化は生まれると思います。
 
しかし自分でも意識していないレベルで脳の緊張状態が続き
体がそれに合わせようと適応してしまったら
ちょっとやそっとのことではなかなか元に戻ることはありません。
 
 
トレーニングを続けている方や選手などで
なかなかよくなったという実感がない方がいたら
もしかしたらこの神経系の機能が低下しすぎていないかを考えてみてください。
 
 
ガーディアンズではただの足底板や姿勢改善エクササイズをご提供しているわけではありません。
多くの方が見過ごしているところを見ながら足底板やエクササイズをご提供しています。
 
 
もうひとつ上のセラピーを受けたいと思われる方はぜひお越しください。
 
 

痛みなく、目標を達成するためのお手伝いを

 

Guardians Athletic Training & Therapy

ガーディアンズアスレティックトレーニング&セラピー

高橋忠良


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