足底板がいいのか、鍛えるのがいいのか?

2016年04月10日(日)9:06 AM

皆様、こんにちは。

足腰膝の痛みの専門家

アスレティックトレーナー&足部装具士

ガーディアンズの高橋です。

いつもブログをお読みいただき

ありがとうございます。

 

 

弊社には足の悩みで来られるお客様が多くいらっしゃいます。

 

お客様の足の評価をするために

歩き方を後ろからチェックします。

女性のお客様の場合

つま先が内側に向いている人が多いですね。

 

こういうつま先が内側に向く人は、前足部外反タイプが多いのですが

爪先を外に向けて歩くことが多い前足部内反でありながら

爪先を内側に向けて歩いている人も多いのです。

 

両方のタイプとも歩くときは

足部が内側に入ってくる(プロネーション)ことが多くなります。

しかし代償動作として、足部の外側で歩く時間が長くなるので

爪先がまっすぐか内向きになるわけです。

 

こうして脛骨があまり内旋しすぎないようにすることで

脛骨や膝、股関節、腰にかかるストレスを減らすように

うまくつじつまを合わせているのです。

 

しかしずっと足部の外側で歩いていると

足首、膝や股関節の外側などに問題が出てくることが多いようです。

このようなケースではエクササイズで股関節などを鍛えるよりも

しっかり体重を内側にかけられるように

足底板を使用したほうが問題の解決に早くつながります。

 

 

一方で、つま先がまっすぐか内側に向いている人でも

膝も内側に入る人もいます。

痩せ型で腰が前に出ている人に多いように思います。

こういうパターンでは腰椎は伸展位で骨盤は前傾に基本的にはなっています。

そして大腿骨は内旋方向へ向きます。

もちろん脛骨も内旋方向へ向くことになります。

足部も脛骨の内旋に伴って内側に倒れてきます(プロネーション)。

この時に足底板による足元のコントロールだけで足りるのでしょうか?

 

こんな時は骨盤周囲や体幹などもしっかりと鍛えることが必要となってきます。

股関節が内旋してくるのをコントロールする役目を負っているのは

大臀筋などであるからです。

 

ほとんどの場合、『足底板だけ』『コレクティブエクササイズだけ』をやればよいわけではなく

何がより大切か見分けるという包括的なアプローチが必要なのだろうと、今は特に思います。

年齢を重ねてくると膝の関節炎のリスクがありますので

膝が内側に入ってくる人・あまり筋肉がない人などは

この包括的なアプローチがより重要性を増してくると考えています。

 

 

痛みなく、目標を達成するためのお手伝いを

 

Guardians Athletic Training & Therapy

ガーディアンズアスレティックトレーニング&セラピー

高橋忠良


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