選手またはお客様のニーズに本当に応えられているか?

2015年09月13日(日)3:18 AM
皆様、こんにちは。足や腰の痛みの専門家
アスレティックトレーナー&足部装具士
ガーディアンズの高橋です。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
 
 
先日ホームページを一新しました。
今後はこちらからいろいろと発信していきたいと思います。
 
 
今日は反省を込めてある指導者から聞いたこと
についての話をしたいと思います。
 
 

「リハビリが車検を通すだけのようになっていて、

本当には回復していないと思えることがある。」

 
 
このように聞いたのですが、
自分はどうなのかと考えてしまいました。
 
 
なかなかうまく回復が進んでいないのは
 
 
細かいところで癒着などがあって
伸びない曲がらないなどがある。
 
 
怪我がきっかけで筋肉のアンバランスが顕著になってしまい、
抑制がかかって力を発揮しずらくなっている。
 
 
筋肉のアンバランスが原因で
トリガーポイントができてしまっている。
 
 
手術痕がまだ痛みの信号を脳に送っている
ということもある(英語ではactive scarと言います)。
さらにそのせいで反射的な防御反応が出ている。
 
 
このように様々な要因がありますが、
本当はもっとあるかもしれません。
まだ修行が足りず、知識としてはあるけど
見抜けないのかもしれません。
 
 
例えば膝を怪我した選手の場合
「正しいスクワットができるように」
と言うのは簡単ですが、
 
 
では
 
何が正しいのか
その人はできているのか
できていないのは何ができていないからなのか
できるようになるにはどうすればよいのか
 
それに答えられなければなりません。
 
 
膝の可動域や伸展や屈曲の筋力だけでなく
足首の可動域や片足立ちでのコントロール
股関節の内旋外旋、内転外転の可動域や筋力
骨盤のアンバランス(前傾や外転など)
体幹のコントロール
胸郭のモビリティー
 
 
などなど考えなければならない項目は
数え上げてもキリがありません。
 
 
また問題が把握できた次には
何から手をつけたら早期の解決につながるか
ということを考えなければいけません。
 
 
私のところにいらっしゃる方の中に
スクワットはたくさんやっていたが
どうも今ひとつでという方がいました。
その方の場合、足首の可動域が出ていませんでした。
 
 
では足首周りをほぐせばいいのか
股関節周囲をストレッチすればいいのか
オーダーメイドのインソールを使うのか
胸郭が柔らかくなければいけないのか
体幹の安定性なのか 
 
 
私の選択は腰背部や股関節前の硬さをとるのと
膝周囲の反射的なガードをとることを
主眼としました。
 
 
そこの硬さがとれれば自然と背部や下腿の
筋群の張りもなくなると思ったからです。
そうすれば足首や股関節の可動域も出て
スクワットも膝が前に出ることなく
深くまでできるようになると思いました。
 
 
また膝が曲がり切らないのは
無意識でのガードが働いていることが多いので
原始反射リリースを行いました。
曲がりが不完全だったものが一気に
最終可動域までいくことは多いです。
 
 
こうしてすぐに楽に曲がるようになりました。
 
 
次に股関節周囲の筋群にアプローチしました。
腰が反っているようでは殿筋群に抑制がかかり
力が入りようがないからです。
 
 
他にも胸郭やらいろいろやりたいことはたくさんありましたが、
とりあえずこれが最短でフィールドに戻る道だろうと思いました。
 
 
 「リハビリが通りいっぺんの車検のようだ」
という言葉はとても重く響きました。
 
 
自分としてはいろいろなアプローチを勉強して、
けっこう細かいこともできるつもりでいますが、
それでも答えられないことは多々あります。
やはり勉強不足なのだと思います。
 
 
もっと勉強してF1のピットクルーのように
迅速に、しかも的確にアプローチできなければ
監督コーチや選手、お客様のニーズには
応えられないのだと痛感いたしました。
 
 
怪我をした方の体だけでなく
その後の人生も預かるのだから
やはり結果を出さなければいけない
と思った次第でした。
 
 
 
痛みなく、本来の幸せな人生を送るためのお手伝いを

Guardians Athletic Training & Therapy
ガーディアンズアスレティックトレーニング&セラピー
高橋忠良
 
 

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