肩に触らずに肩が上がりやすくなる方法

2017年06月30日(金)10:27 AM

 

6月も終わりを迎え、いよいよ高校野球が始まります。3年生にとってこの時期は最後の挑戦に向けて追い込みをかけている時期だと思います。

 

 

高校球児のみなさんにとってこの時期は、ぼうっとしている暇があったらバットを振ったり、ノックを同級生に打ってもらったりと、落ち着いていられないかもしれません。

 

 

私も高校野球やってましたし、コーチもしていましたが、甲子園での試合よりこの時期のことのほうを思い出します。

 

1998年夏の甲子園、試合前の守備練習

この年で最後となったゲスト解説

しかしこんな時は逆にやりすぎて体は疲れていく一方です。肩や肘も痛んでくるかもしれません。もしかしたら近くの治療院に駆け込んで電気治療や鍼灸、マッサージ治療など受けているかもしれませんね。

 

 

特に投手にお伝えしたいのは、肩を上げると痛い、肩の後ろが硬い、痛い時に、電気治療など以外にもできることがあるということです。それは肩以外へのアプローチです。

 

 

腕の骨がつくのが肩甲骨で、これで肩関節ができるわけですが、この肩甲骨は肋骨と接しています。この肋骨が正しく機能しないと、うまく力が入らないのです。ですから肩関節周囲の筋肉を治療してもなんとなくもう一歩という時はここをみないとなりません。

 

 

この肋骨の部分は、肋骨が接している背骨とお互いに影響し合っていますので、腰も痛くなっているかもしれません。だいたいにおいて反ってしまっていることが多く、背中の筋肉の張りも強いかもしれません。

 

 

体というものはすべて繋がっているのです。ですから肩が痛いからといって肩周りだけの治療ではその場しのぎということになりかねません。

 

 

少しでも使えていない筋肉を活性化して、過剰に緊張してしまっている筋肉を鎮めなければ根本の解決に至りません。

 

 

そんな時に一番有効なのが正しい呼吸です。息を吐き切った時に呼吸をしばらく止めると腹筋がかなり収縮しますが、横隔膜が緩み、背中の緊張もとれてきます。肋骨も柔らかく動き始めてよい位置に戻ってきます。

 

 

英語版ですが興味深い映像がありますのでご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=eWIESbG9Mcg

 

 

肋骨がよい位置に戻って正しく動き出すと、その上にある肩甲骨もよりスムーズに動くようになります。

 

 

肩甲骨が安定すれば肩の回りもよくなってきて腕も振りやすくなるはずです。

 

 

もちろん筋肉を緩めるだけでも肩の回りは良くなります。しかしよりよいスローイングに繋げるためにはこの呼吸のエクササイズだけでも変化が現れるはずです。さらに肩甲骨周囲を締めるエクササイズを行えばもっとよいでしょう。

 

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練習したくなるのはわかりますが、体がしっかり動いてこそです。7月に入ったらコンディションを整えながら質の良い練習をして試合に臨んでほしいと思います。

 

 

もし今なかなかうまくいっていないのであれば、ぜひご相談ください。呼吸だけでもすぐにうまくいくと思いますが、もう少しエクササイズを足すともっとよくなると思います。

 

 

球児のみなさん、頑張ってください!

 

 

高橋忠良

ガーディアンズアスレティックトレーニング&セラピー

http://guardiansatt.com

 


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