PRIの長期的な取り組みへの効果

2018年02月21日(水)10:51 PM

ガーディアンズでおこなうエクササイズは主に、PRIのエクササイズで構成されています。

 

PRIとはアメリカのネブラスカ州にあるPostural Restoration Instituteという教育機関(兼リハビリクリニック)です。ここが教えている運動療法のアプローチはとても効果的で、アメリカのプロスポーツでも取り入れられています。

 

また昨年は西武ライオンズの菊池雄星投手もこの方法を取り入れたことも報じられています。

人間の体の中身は左右対称ではない。 菊池雄星が始めた「左特有の投げ方」。

 

ガーディアンズではいくつかのチームのリハビリサポートをおこなっていますが、そのうちの1つのチームの長期的な取り組みの成果をご紹介いたします。

 

 

2016年は週3回リハビリ指導をおこなっていましたが、怪我をした選手だけでなく、元気な選手にもウェイトトレーニング時に導入していただいていました。種目のセット間やウォームアップ、クールダウン、リカバリーの時などに少しずつ取り入れてもらいました。さらに怪我ではないが調子を落とした選手にも個別にエクササイズ指導をおこなっておりました。

 

2017年は週1回の契約となり怪我をした選手のリハビリ指導のみをおこなっていました。もちろんウェイトトレーニング時には継続して取り組んでもらっていました。そのため個別指導の回数は少なくなってしまいました。

 

2018年に向けて新たに選手のスクリーニングをしましたが、以前からリハビリや個別指導を受けていた選手は概ねニュートラル、もしくはそれに近い状態を維持していました。それ以外のほとんど個別に指導を受けていない選手はあまり芳しくありませんでした。

 

ここから言えることは、PRIのエクササイズは個人個人に合ったものを処方されたほうがより効果が出やすく、逆に投網を投げるような全体に一斉におこなってもらう形の導入では限界があるかもしれないということです。もちろん勘がよくてエクササイズのポイントをよく掴んでいて、そしてコツコツと継続するような選手にはそれなりの効果があると思いますが、平均的には高い効果を期待するのは難しいのかもしれません。

 

 

その理由として考えられるのは、やはり呼吸の仕方、すなわち胸郭の動きだと考えられます。ただ単に「吸って吐いて、吐き切って息を少し止める」と口頭で言われるだけでは、その個人の状態に大きく依存するので正しくできるとは限りません。やはり個々に即した指導をすることが鍵となると考えられます。

 

次に考えられるのは、エクササイズのプログレッション、つまり進め方です。最初の段階をクリアして次のエクササイズに取り組む準備ができるのを確認して、そこで初めて別のエクササイズを処方できます。全体におこなってもらうだけではそれが難しいと言わざるを得ません。

 

 

人数が多いとなかなか1人ひとり個別に相手をする時間をとるのが難しいということもあるかもしれません。しかしパフォーマンスを向上したい、怪我を予防したいという目標があるのであれば、やはりそこに取り組まなければならないと思います。

 

 

また別の観点から長期的な効果についてご紹介いたします。個人のお客様でもう2年ほど月1回ペースで通っている方がいらっしゃいます。PRIのエクササイズは月に1回クリニックに来た時しかしていないようですが、初めに比較するとかなり変化しています。もちろん年齢的な問題もありますが、月1回ペースであってもよい状態を維持しながらスポーツライフを楽しまれているようです。

 

 

PRIのエクササイズは決して筋肉隆々になることはありませんが、体の状態をよい状態に保ちますし、激しい練習やウェイトトレーニングのマイナスの影響、例えば体が硬くなるなどの影響をコントロールするのに非常によいものだということが、この数年ではっきりとわかりました。

 

エクササイズはご自分の家でできますので、しょっちゅう通わなくても大丈夫です。しかし時々はPRIを理解している人にチェックしてもらい、今は何をすべきか、どの点に注意しておこなうべきかなど、アドバイスを受けるのがよいと思います。

 

興味をお持ちの方はぜひ一度ご相談いただければと思います。

 

 

 


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