足からのリハビリ

足の問題

足の問題は様々な要素が絡み合って生じるものですので、一概にこれとは言えませんが、大別すると足が内側に倒れることによって生じるものと、足が固くてアーチが高いタイプであることに起因するものが多いようです。足部のタイプがもっと上の骨盤などに影響を及ぼして、膝痛を引き起こしたりします。また骨盤レベルの動きの低下や筋肉のアンバランスのために足部に負担がかかっている場合も多いです。それぞれが影響を与え合っているのです。ですから足だけでなく、体全体にも働きかけないと完全にはよくならないケースがあります。

 

足の痛みや腰の痛みなどを解決するためにいろいろな治療法やエクササイズがありますが、足底板機能的なインソールを用いると足の痛みだけでなく腰や肩の問題も解決することがあります。

 

では足底板(インソール)にはいったいどんな効果があるのでしょうか。

足底板(インソール)の効果

 

足底板の主要な効果には直接的で機械的な効果神経と筋肉の連携に対する効果があります。

 

直接的で機械的な効果とは、足底が乗っている足底板によって床反力の程度や時間的に推移するパターン、場所などを変化させ、それによってもたらされる動力学的また運動学的な効果です。つまり見た目に足部の動きそのものを変化させるということです。

 

例えば、内側アーチが高くて踵部分も内側が上がるようになっている足底板を使用する場合、足底板の内側アーチと内側のヒールカップが足底を押し返す力を増加させて、立ったり歩いたり、走ったりするときにも内側アーチが高いまま維持されて、距骨下関節がスピネーション(外側に倒れる)を起こすようします。つまり、足底板が内側アーチと踵の内側部分を押すことによって、足部の位置や関節の動きが直接的に変化するということです。

 

足底板の神経筋系の効果とは、足底が乗っている足底板の機械的な効果によって、足底から中枢(脳)に送られる情報が変化して、結果として中枢から足部や下肢への神経の命令が変化することによってもたらされる動力学的また運動学的な効果です。

 

足部が外側に傾き過ぎるようになった患者は逆説的にプロネーション(内側に倒れる)を起こそうとしますが、これは、足首の捻挫を起こしそうだと脳が足部からの情報を元に判断した時に、捻挫をしないように脳から外側にある腓骨筋に対して働くように命令を出して足部を内側に戻すようにするからです。

 

ではいったいどんな足底板(インソール)がよいのでしょうか?

足底板(インソール)の種類

インソールはここ最近多くの種類が販売されていて、どれを買っていいのかわからないほどですが、いくつかタイプがあります。
既製品は内側アーチがやや盛り上がっていて、足の形状に近いようになっています。
また接骨院などで作ってもらうパッドを張り合わせて作るタイプもあります。
特に病院で石膏などで足型を採取して義肢装具士によって作製されるものは足底挿板と呼ばれ、完全にオーダーメイドのものになります。

しかし、アーチの部分が盛り上がっているからといって効果があるとは限りません。
体重をかけたら潰れてしまうほどの硬さであれば、意味をなしません。
またプラスチックのものでも、体重をかけたら内側にごろんと倒れるようでも支えられないので意味がありません。

 

足底板治療のゴールとは、障害を持った人体組織への病的な力がかかるのを減らすことにあります。

そして障害を受けた組織の治癒を促し、新たに障害を受けることを防ぎ、また荷重位での活動においてより効率的な運動を促進することにあるのです。

 

ガーディアンズでは体に変化を起こすことができるレベルの足底板(インソール)であるクワドラステップをご用意しています。

クワドラステップの特徴

クワドラステップは足のタイプに合わせたオーダーメイドの足底板と同じ機能をもったインソールで、6種類をご用意しています。
足が固い人、柔らかい人、内側に倒れる人、外側に倒れる人など、人によって形状は違いますので、それを支えるためにはインソールの形が違って当然です。アーチの高さはかなりあり、かかとを安定させるヒールポストと呼ばれる部分もあるので、内側にごろんと倒れることはありません。
またクワドラステップはプラスチックとゴムの合成樹脂でできているため、けっこう固く、丈夫で長持ちです。それでいてフィット感は固く感じず、ぴったりなものです。従来のものとあまりの違いにびっくりするかもしれません。

 

足底板で予想以上の変化が起こり驚きました

Aタイプ

aクワドラステップAタイプが合う足部タイプは過剰な外反足、またはハイアーチです。このタイプの足はかなりの衝撃で接地して、しかも距骨下関節がまったくプロネーションを起こさないため、着地時の衝撃吸収ができません。足首外側不安定性、アキレス腱炎などがよくみられる症状です。

Bタイプ

aクワドラステップのBタイプが合う足部はオーバープロネイター(過剰に足が内に倒れる)です。しばしば片側にのみ見られることもあり、脚長差を伴うこともあります。もしこれが起こる時は、それぞれの足が異なるように機能して、下肢も同様に別々に機能します。このため股関節や腰部に直接的な影響が及び、仙腸関節の痛みに発展することもしばしばです。踵と腰の痛みはよくあるパターンです。

Cタイプ

cクワドラステップのCタイプが合う足部タイプは、軽度の凹足やアンダープロネイター(あまり内側に倒れない)と呼ばれることがあります。明らかな特徴はつま先が外を向く歩行パターンが見られることです。このタイプの人は股関節を外旋することによって、足部の内側を接地させようとします。この歩行パターンから股関節の外旋筋群は慢性的に短縮してしまいます。

Dタイプ

dクワドラステップのDタイプが合う足部は中程度以上のオーバープロネイター(足部が内側に倒れる)です。このタイプは先天的に不安定な足で、もし家族の誰かがこの特徴をもっているのなら、その子どもも内側アーチが発達しない可能性が高いです。歩行において、この足部タイプは踵が接地する時に踵がすぐに内に倒れ、その後ずっと内に倒れたままになります。

Eタイプ

eクワドラステップのEタイプが合う足部タイプの人がずっと立っている時は、足部の外側で立ち、内側を浮かせている傾向があります。この足部のカギとなる特徴は、踵が上がる時の、急激な踵のツイストです。そして自分の反対の足を蹴ってしまったりすることも増えてきます。その他、シンスプリント、足底腱膜炎、第5指のバニオン(バニオネット)、立方骨(外側くるぶしの下のほう)の痛み、膝内側の痛みなどを訴えることがあります。

 

E+タイプ

クワドラステップのEタイプよりもさらにアーチが高い人向けの新しいクワドラステップです。これが合う足部タイプの人は、Eタイプの人と基本的に同じですが、つま先を外に開いて足部の外側で立ち、内側アーチがしっかりとあります。シンスプリント、足底腱膜炎、ふくらはぎの慢性的な張り、捻挫をしやすいなどの特徴があります。

Fタイプ

fクワドラステップのFタイプが合う足部は真の意味での扁平足です。もっとも可動性が高い、もしくは柔軟性が高い足部タイプです。この過剰な不安定性は体幹の強さを発達・維持するのを難しくします。ハンマートウ、外反母趾、拇指可動制限、痛みを伴うマメなどが見られます。

クワドラステップ(インソール)をご利用頂いているお客様の声

泉地 康央様(美容室Neiro[音色])

美容師という仕事柄、一日の大半が立って仕事をしているため、仕事後や翌朝起きても取れない足の疲労感に日々悩まされていました。
「中敷きを入れると良い」という話は聞いたことがあるけど、何を選んだらいいか、そもそもどこに相談したら良いかわからずにいる時、お店のお客様にGuardiansの高橋さんを紹介していただきました。
相談に行くと、話をよく聞いて下さり、足の状態、立ち姿勢、歩き方をチェックしながら自分に合う中敷きを処方して下さいました。
人それぞれ個人差もあるし、言い過ぎかもしれませんが、中敷きを入れる前と後では一日の疲労感に雲泥の差を感じました(笑)
立ち仕事をしている方にはもちろんですが、老若男女問わず足の事で悩んでる方には間違いなくお勧めです。

私の足の特徴に合った足底板を選んでいただき、現在も中敷きとして使わせてもらっています。接地時の安定性が高まっている感じを受け、1日中歩いても疲れにくい気がします。(20代 男性)

足底板もGETしてトレーニング中使用していますが、疲れづらく、また、効率的な接地離地がしやすくなるため、パワー、スピードが出やすくなりました。(30代 女性)

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